村上龍が書いたクトゥルフ・エッセイ
家の書物を整理しているとき「村上龍全エッセイ1976-1981」という本が出てきました。、何気に読んでみると、その中にクトゥルフ神話をネタにしたエッセイがありました。
それは「どこの国」というタイトルのエッセイです。
「トロピカル・ヘミングウェイロード・ホテル」というネオンサインが見えるバーが舞台。
ある女の子にダンスを誘わるところから始まります。しかし、どういう訳だか彼女は「アブドル・アルハズレッドって、アラビア人を知ってる?」としつこく質問してくる、という出来事(横目を見ると友人が妻を寝取った間男に殴りつけようとしたが、返り討ちにあい流血している)をエッセイにしたものでした。
このエッセイは、
「さて、この文は次のうちどの国の話でしょう? 1・モンサバ(ケニア) 2・ヌバ(フィジー) 3・サンタ・クルス(フィリピン)、答えは、次の回に。」
というクイズ形式の締められました。
そして、次の回を読んでみると「前の回の答えを書こうとしたが、忘れてしまった」とあり、かなり消化不良な感じのエッセイになっていました。
その消化不良さがクトゥルフものっぽいのだけれど……。
あと同書には、ラブクラフトの小説「クトゥルフの呼び声」みたいな夢を見たというエッセイが載ってます。
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